UVLEDはUV硬化用光源の一種です。一般的な照明用LED光源で使われる青色波長の光よりも波長が短いUV(365~405nm)を発光します。
環境意識の高まりや技術革新を背景に、長寿命で消費電力の低いLED照明が普及していますが、産業用として活用するUV硬化技術でもLEDの利用が広がっています。
UV硬化技術は、高いエネルギーを持つUV(紫外線)を用いて、照射対象のUV硬化樹脂を液体から固体に(モノマーからポリマーに)化学変化させる「光重合」と呼ばれるプロセスを指します。このプロセスは、光学・機能性フィルムや電子部品製造に用いられるフィルムの加工など、エレクトロニクス分野から医療分野に至るまで広範な用途で利用されています。
次章ではUVLEDと、従来よく活用されてきたUVランプの違いについて解説します。