赤外線加熱プロセス中に避けるべき5つのこと

赤外線加熱プロセス中に避けるべき5つのこと

1. 振動

点灯中に赤外線ヒーターが振動していると、フィラメントの寿命が著しく損なわれる可能性があります。振動を減らすと寿命が長くなります。

2. 素手でヒーターに触れること

ヒーターを交換する際、素早く作業を済ませるために素手でヒーターに触れがちです。

しかし、手・指の汗は、使用時間の経過とともにヒーターの失透の要因となります。ヒーターに触れる際には、綿の手袋の着用をお勧めします。

3. 過電圧でヒーターを操作すること

220V仕様のヒーターを380Vで使ったらどうなるか。過電圧で使用することはヒーターに非常に大きな負担をかけ、極めて短寿命となる原因となります。供給電圧とヒーター仕様が一致しているか確認する必要があります。

4. 溶剤で金反射膜を清掃する

ご使用中に汚れたヒーターの清掃に溶剤を使えるのでしょうか。本体である石英ガラスは溶剤で影響を受けることはありませんが、金反射膜は汚れと共に剥がれ落ちる可能性があります。金反射膜が剥がれてしまうと、ヒーターのエネルギー効率が悪くなるだけでなく、周辺を加熱してしまいます。

清掃の際には、エクセリタスノーブルライトのクリーニングクロスを使ってください。

5. エクセリタスノーブルライトのアプリケーションノウハウなしで使用する

赤外線加熱ユニットが製品とプロセスに完全に合っている場合にのみ、加熱プロセスは最適に行えます。品質を向上させ、エネルギー消費を抑え、コストを低減するためには、早い段階からノーブルライトのアプリケーションの専任者に相談していただくことをお勧めします。