高出力バッテリーは、パワーツールなどの高放電率時におけるサーマルカットオフという課題に直面します。このような用途のために設計されたバッテリーセルには、高い電気伝導性とイオン伝導性が必要になるとともに、優れた熱挙動を実現する必要があります。この課題を解決するためには、セルの設計において、電極に非常に明確なカーボンと細孔のネットワークが必要です。従来のカーボン添加剤は明確なカーボンパーコレーションを形成しますが、Porocarb®はそれに加えて気孔率を高め、熱挙動を改善します。Porocarb®は、従来のカーボン添加剤との相乗効果により、気孔とカーボンの優れた電気伝導ネットワークを提供し、パワーセルを新たなレベルへと引き上げます。
Porocarb®
高出力リチウムイオン
バッテリー用
高性能カーボン添加剤
Porocarb®で電極の課題を克服
| 性能上の利点 | 加工上の利点 |
|---|---|
| 放電性能の向上 | 非凝集性粉末 |
| サーマルカットオフの回避 | 既存のスラリープロセスに適合 |
| 優れたセル耐久性 | 他のカーボン添加剤との相乗効果 |
Porocarb®の優れた熱伝導性により、セル全体の温度を低く抑える
私たちの合成カーボン炭素添加剤 Porocarb®は、高電流でのリチウムイオン拡散の限界を克服するために、電極に明確なマクロポアを組み込むという画期的な設計をすることができます。Porocarb® は、その優れた熱伝導性により、大電流使用時でもセル全体の温度を低く保ちます。カーボンブラックやカーボンナノチューブとの相乗効果により、Porocarb®は高い放電率を有するとともに、活物質を有効活用することで、高いエネルギー出力につながります。
分散しやすい材料は、高品質なバッテリー電極への鍵
非凝集性、単一粒子性を有するPorocarb®粉末は非常に分散しやすく、最先端のバッテリー材料やプロセスとの相性が良好です。Porocarb®は、カーボンブラックやカーボンナノチューブなど、他のカーボン添加剤と組み合わせて使用することが重要です。Porocarb®は、これらのカーボン添加剤間の相乗効果を生み出し、各添加剤を最大限に活用することを可能にすると同時に、全体的なカーボン添加剤含有量を低く抑えることができます。
Porocarb ®の詳細
